併用についてのGoogle の公式のヘルプ記事がありますので、まずは、そちらをご覧ください。
GWOは、Google Website Optimzer。GAは、Google Analytics。ともに、Googleが提供するウェブサイトの効果計測の為のツールです。この二つのツールの使用は、機能として非常に似ているので、両者の良い部分を併せてみようと言うのが、今回のエントリーです。ちなみに、GWOで何をOptimize(最適化)するのかというと、コンバージョンレートを最適化(ためのテスト)します。A/Bテスト、もしくは多変量テストで数字を見比べて、適するテストを選択するわけです。
まず、両者の比較から入ります。
GAの方が分析用の機能は豊富
GWOは、ユーザー単位(cookie)でのコンバージョンを測るという機能を提供するのですが、同じことは、GAでもできます。カスタム変数をユーザーレベルで設定すれば、そのユーザーグループでのコンバージョン率も測れます。
さらにGAは、Analyticsとウタッテルわけですので、他の指標もグループ別に分析できるわけです。
ユーザーグループ別の、滞在時間、テストページ以外の閲覧ページなどが可能です。さらに、trackEventを発行していけば、javascriptが補足するイベントをどんどん計測できるわけです。trackEventは、4つのパラメーターをとれますので、その中にsetTimeout, setIntervalなどで時間の値を組み込んでもいいです。そして、これらを、ユーザーグループ別に計測できるわけです。また、フィルター機能で自分のアクセスを除外したりするのも簡単です。
しかし、GA単独で事が足りるか? というと、そうも行かないかもしれません。
GWO側の優位点は?
実は、GWOにあまり詳しくないので、自信がないのですが、GWOの利点は、
- テストの実装が簡単
- 基本は、オリジナルページにcontrol scriptを埋めてやると、そこでテストページの振り分けをしてくれる。GAは、自分で作る必要がある。
- 特に、多変量テストは、自前で作ったり、管理するのは大変だと想像します。(やったことない、、)。Follow-up Experimentという仕組みもあるようです。よくわからないけど、多数の組み合わせの中の勝ち残りと、オリジナルで、最終確認テストができるという意味?
- 結果の解釈に説得感がある
- 統計の解釈なので、みんな自信がないと思います。僕もないです。勝ち、負け、と示してくれるのは大きいです。A/Bテストの判定については、以前エントリーを書きました。
- 上で書いたFollowUpテストがついているので、説得力あるレポートができる。
- なんとなく安心
- GAで、cookieに依って違うページを見せるのは少し気持ちが悪いです。検索エンジンに良く思われないのではないか?と思ってしまいます。GWOだからOKという理屈はないですが、なんとなく安心ではあります。
とGAとGWOの利点を見ました。以後、両者の利点をいいとこ取りに挑戦です。
手順
GWOでテストを作り、そのGWOのcookie値をGA側のカスタム変数に入れて、GAでも分析できるようにします。GWOには、combination関数というのがあって、テストの振り分け判別用の値が取れるみたいですが、オリジナルページ(control script内)でしかとれないようです。MVTを行う場合には、ページ振り分けがあるわけではないので問題ない。 ですので、関数を使わずにcookieを直接読んで、値を設定することにします。
具体例は省略します(*このサイトのトップページが、現在テスト対象になってます。そのうち外します)。
GAと同じです。ウェブプロパティIDが違うので、別々にキチンと設定してやればいいはずです。
今、WEBで検索していて見つけたのですが、Poor man’s GWO/Analytics Integration のやり方がいいです。いろいろ改善点があるのですが、カスタム変数に入れるのではなく、ユーザー定義に入れておけば、セカンダリーディメンジョンで見られるので、アドバンスフィルターで検索するなりして、手早くレポートで確認ができると思います。他にも、改善点がいろいろとあるようです。”いつかやる”にしておきます。
レポート画面
ユーザー定義ではなく、カスタム変数に入れてしまったので、レポート画面が面倒くさいですが、カスタムレポートで見たい指標を並べておいて、ゴールのページを通過したセッションをアドバンスセグメントで、括り出しておく形ですがいいです。ユーザー定義を使った場合は、ゴールのページで、ユーザー定義をみればいいと思います。
GAでは、コンバージョン以外の指標を見られるのが、アドバンテージ。
GWOの方は、
GWOでは、統計的な判断をしてくれたレポートにしてくれるのが、アドバンテージ。
GAとユーザーの母数が違いますが、GAの方で当初設定ミスをしたせいだと思ってます。また、GWOの方はフィルターが使えないので、自分のアクセスを除外できないと思います。GWOとGAで完全の統合してしまえばいいとも思いますが、冒頭で挙げたGWOの利点とバッティングするのかもしれません。
*) wordpressでテストを作る時は、ページのテンプレートを作って、そこにコントロールスクリプトを入れてページを作る。そして、もう一つの方は、別にテンプレートを用意する形になるのかもしれません。最初、両方にコントロールスクリプトが入っていて、ページがリダイレクトループみたいになってしまいました。CMSを使っていると、普段は便利なのですが、こういう時は、”調べるコスト”が発生しますね。 同時に”設定ミスリスク”もある所が怖いです。