Google Analyticsで、何人の人がサイトに来たかを知ろうと思うと、ユーザー > 概要のところで、ユニークユーザーの数字を見ます。指定した期間内での、ユーザー数が見られます。同じ人はダブルカウントしないという意味で、ユニークを使ってるんだと思います。
また、ユーザ > ユーザーの傾向 > ユニークユーザ数 でそのものの数字も見られます(ただし、アドバンスセグメントは無効)


2162人のユニークユーザ数。期間は、2009年9月から2010年2月13日ですね。
これで、ユニークユーザ数の話は終わりかもしれないですが、今回は新規ユーザとリピータの違いを見たり、セッション分析とユーザー分析の違いを意識しながら、具体的なサイトのユニークユーザ数をブレイクダウンする方法を解説したいと思います。
まずは、新規ユーザー数の話
新規ユーザーとリピーターという項目では、新規ユーザ(初めてcookieが付与された)として閲覧されたセッション数と、リピーターとして閲覧されたセッション数がでます。どんなユーザーでも、最初に新規ユーザとしてのセッションを一回のみ経験するので、新規ユーザーのセッション数を積み上げると、サイトのユーザ数になります。期間を全期間にして、確認しましょう。

新規ユーザでのセッション数。全期間なので、冒頭の図のユニークユーザ数と一致するはず。
2162、2156と少し違いますけど、全期間では、新規ユーザのセッション数 = ユニークユーザ数 です。そうしましょう。
期間別にみたい場合は?
期間を区切って新規ユーザセッション数を見ることは、ユニークユーザ数(全期間でみた)の増加分を見る事になります。
ここでは、区切るというか、時系列でみてみましょう。アドバンスセグメントで、新規セッション数と全体を同時に見ます。見易いように週単位にします。(ユニークユーザ数の事は忘れてください、新規ユーザセッション数です)

黄色の部分の折れ線グラフ(新規ユーザとしてのセッション数)が、新規閲覧者獲得状況を示す事になります。
新規ユーザとリピーターの比率などの生かし方は、できる100ワザGoogle Analyticsなどに、目安の比率などがあります。
流入別に見たい場合は?
トラフィックの項目で獲得状況を見て、広告やSEO担当の人と、コンテンツ担当の人とで議論すれば、KPIの策定につながるかもしれません。

検索エンジンや、キャンペーンでの、新規ユーザ獲得数の状況。
ページ別に見る場合は?
ページ別での新規ユーザ獲得状況は、閲覧開始ページにいって、ユーザの種類をセカンダリーディメンジョンにして、アドバンスフィルターで、新規ユーザに絞ります。(上と同じようにアドバンスセグメントでもOKですが、趣向を変えました)

これで、ページ別の新規ユーザ獲得数が出ます。個別ページに絞っての時系列表示は、カスタムレポートまでやれば、いけますが、ここでは省略します。
グラフでなく、数字が欲しい場合は、ユーザー > ユーザーの傾向 > セッション数で、アドバンスセグメントで、新規ユーザにして、データをDownLoadしましょう。(日単位、週単位、月単位で出来ます)。冒頭で見たように、ユニークユーザー数はアドバンスセグメントで切る事ができません。

一方、リピートユーザのセッション数は、そのままではリピートユーザ数にはなりませんね。
どうしましょうか? 実は、カスタムレポートに行くと、ユーザ数とユニークユーザ数という指標が用意されてます。
2009年の10月に導入されたもので、いままでセグメントした場合には見られなかった指標です。
http://www.marketmotive.com/training/tutorials/web-analytics/google-analytics-tracking-unique-visitors.html
(ここで、Avinashの簡単なuniqueVisitorsの紹介があるけど、本編は有料なので、見てません)
ユーザ数? ユニークユーザ数?
カスタムレポートの二つのユーザ指標のうち、ユーザ数は意味不明です。

上図のように、ユーザ数は期間以外のディメンジョンに対応しない(リピートセッションだとゼロになってしまう)。かといって、期間での集計数字でユニークユーザ数との違いがわかりません。期間別のユーザ数?のみが出せるもの? 何か知っている方がいたら、教えて下さい。
一方、ユニークユーザ数は、上の同じ公式blogのコメントの中で、
Unique Visitor Metric: Now when you create a Custom Report, you can select Unique Visitors as a metric against any dimensions in Google Analytics. This allows marketers to see how many actual visitors (unique cookies) make up any user-defined segment.(どのディメンジョンでも、ユニークユーザ数が出せる)
と言ってます。
やっていきましょう。以後、ユニークユーザ数は、指定した期間での、指定したディメンジョンで集計したユーザ数という事で話しを進めます。
ページ別に見たユニークユーザ数

直近一ヶ月を期間にして、ページ別に見たユニークユーザ数、及びその他の指標です。ページの詳細にいきましょう。

個別のページをクリックして、その後で、新規ユーザセッションと、リピータのセッションにわけましょう。

(二つの折れ線グラフにしたんですが、二つの線のスケール(両側の赤枠)が違うので、あまり意味ないですね、、、)
ここで気を付けたいのは、ユニークユーザ数は、新規セッションとリピータセッションでは、そのまま分かれないという事です。新規ユーザセッションを経験して、この集計期間内に再度訪問する場合は、リピータセッションになりますので、一人の人が新規セッションでのユニークユーザと、レピータセッションでのユニークユーザにカウントされます。
全体では36人、新規ユーザセッションでは31人、リピータセッションでは9人(図の赤枠)を、違う形の3つのグループに括り直します。
- 27人が、新規ユーザで来て、二回目は無かった (31) – ((31+9) – (36))
- 4人が、 新規ユーザで来て、二回目以上があった ((31+9) – (36))
- 5人が、 以前に来てて(このページ以外でも)、今回、一回は来た人 (9) – ((36+9) – (36))
という分類にします。
こうすると、2の4人が、新規獲得読者(他のページでの新規かも知れない)で、短い間隔でもう一度来た人だとわかります。
閲覧開始ページをディメンジョンにした方が、ページを軸にした分析に向いてるかもしれないですね。そっちも見てみます。

全体32人、新規27人、リピータセッション7人ですね、同じように違う形の3グループで括り直すと、
- 25人が、新規ユーザで来て、二回目は無かった。(27) – ((27+7) – 32))
- 2人が、 新規ユーザで来て、二回目以上があった。 ((27+7) – 32))
- 5人が、以前に来てて(このページ以外でも)、今回一回以上はあった。(7) – ((27+7) – 32)
ページと閲覧開始を比べると、4人(1:(27-25),2:(4-2))の新規ユーザは違うページからこのページに来て、二人(4-2)は再来訪者になったことがわかります。
ページ(ランディングか、通しのページかの両方)で集計した、新規ユーザ(期間内再来訪なし、あり)、前の期間から再来訪者で分けて、ユーザ像をイメージしました。
トラフィック別に見たユニークユーザ数

同じ指標で、ディメンジョンを参照元に代えました。
キーワードにドリルダウンしていって、setcustomvarを選びました。

今度は、全体のユニークユーザ数 = 新規ユーザセッションでのユーザ数 + レピータセッションでのユーザ数です。
“setcustomVar”で獲得した新規ユーザは、だれもリピータに転換していないという事ですね。書いた記事の内容が悪そうです。犯人を追及するために、セカンダリーディメンジョンで閲覧開始ページをみます。

ずいぶん、昔に書いた奴です。最近書いたsetCustomVarの記事じゃないです。SEOに問題がありそうです。昔書いた奴でなく、最近の書いたsetCustomVarに関する記事なら、、、と思うのですが、、検索流入数も下がってます。リピータの獲得にも失敗し、最近の記事も上位表示されてないという事かもしれないです。検索ボリュームは、下がってないと考えます。SEO対策の記事は書けないので、これで閉めます。
まとめ
- ユニークユーザという期間で見たユーザ数の指標が有ることを確認しました。
- 新規ユーザセッションの数字は、ある期間での新規ユーザ獲得数になる事を見ました。また、全期間だと新規ユーザセッション数=(アブソルート)ユニークユーザ数(absolute unique visitors)という事も確認しました。
- ページ別、閲覧開始ページ別で、新規ユーザからのリピータ転換ユニークユーザ数をみました。
- また、キーワード別でも同様の転換ユーザ数をみました。
オマケ
- 新規ユーザのリピータ転換は、アドバンスセグメントで、recencyとセッション数を元にセグメントすれば、似たような数字がでると思います。ただ、ユニークユーザ数の全体の数字から、新規セッション、リピータセッションにセグメントして、ユニークユーザ数を出すと、全体的なイメージがつかみ易いと思います。