アドバンスセグメントを使った上での、疑似目標到達プロセス

先週のアクセス解析ワークショップで、考えた事を元にこのエントリーを書いてます。今回のエントリーの内容としては、ROI revolutionの記事(funnels_on_the_fly_in_google_analytics)とほとんど同一です。参考にしました。

目標到達プロセスとアドバンスセグメント

目標到達プロセスで、目的達成を図示する

アクセス解析の目的は、ビジネスゴールの達成ができているのかを測定することです。もちろん、サイトによってゴールの種類はさまざまです。PVから始まって、直帰率、読んで欲しいコンテンツへの到達率、資料請求申し込み、商品販売、さまざまですが、解析の目的には、ゴールがついて回ります。ゴールの達成度を測るわけです。でも、その過程も評価できたら嬉しいです。Google Analyticsでは、この過程を図示する機能があります。目標到達プロセスと呼ばれるものです。(プロファイルごとに設定が必要です)

目標到達プロセス

* 数字の見方に気を付ける。途中のプロセスをすっ飛ばして、ゴールに来た奴はどうやってカウントしているかです。

  • 何もかもすっ飛ばしたものは、直接、横に表示される。
  • トップ(図の場合Home)に来て、途中を飛ばしてgoalしたもの。こういうものも、図の中では途中を経過しているように図示される。

となってます。フォームの離脱率など順番が保証されている場合は、心配はいりませんね。

数字の見方に気を付ける点はあるものの、ゴールの過程が図示されます。どこでセッションが切れている(到達してる)が分かりますので、離脱の多い所の改善を考えて、リンクの位置を変えようといった話につながります。

分析手段である、アドバンスセグメント

こうやって、道のりの過程を考えてデータを見る方法とは別に、ユーザ属性を仮定して特定の属性の人(セッション)の行動指標を見る事もGoogle Analyticsではできます。特定のセッションのみを抽出してレポートしてくれるアドバンスセグメントです。

検索してきたセッションはどうなんだろう? 特定のデバイスからのセッションはどうなんだろう? ページビューが5以上あるセッションはどうなんだろう? Google Analyticsで使うディメンジョン・指標のほとんどについて、セッションデータの切り出しができます。

目標達成プロセスがサイト全体でのセッションが、ゴールまでの到達(逆にいえば離脱)を見たのに対して、アドバンスセグメントでは、特定のセッション(複数)についていろんな指標面を見る、すなわち、これら(セッション)がいったいどんなものだったのかを見るわけです。目的達成のための調査をしてくれるわけです。

しかし、目標到達プロセスとアドバンスセグメントは同時に使えない

同時に使いたいですよね。僕もしたいです。でも、機能として出来ません。パフォーマンス上の理由なのか、特定の指標については、アドバンスセグメントが用意されていません。以前のエントリーで書いたユニークユーザー数もそうでした。

でも、セグメントしたデータでの目標到達プロセスを知りたいですよね?少し面倒ですが、やってみましょう。

アドバンスセグメントのテストを使った擬似的な離脱プロセス数

このサイトはデータが少ないので、分かり易いデータではないのですが、このサイトの3つのページ、what_are_visits…, top, profileで、what_are_visitsがランディングになったページで、profileをゴールとし、topをプロセスとします。what_are から topへいって、profileというイメージです(実は、それは出来ないのですが、便宜上そうさせておいて下さい、出すのは疑似的な数字です)

では、実際のデータをみていきましょう。

まずは、アドバンスフィルターでページ別セッション数をCHECK

特定の閲覧開始ページでのページ別セッション数

正規表現は覚えると便利です。僕も昔は、???でしたが、使えると便利です。Google Analyticsでは使う場面がチョコチョコ出てくるのが頑張りましょう。

それぞれのページがどれくらいのセッションを獲得したかが、ページ別セッションに現れます。”/”が9。”/profile”が4。ただこれは、ばらばらの数字で、ゴールの過程がどうかわかりません。ゴールに設定したprofileでは4セッションという目標を達成したのですが、トップの”/”が目標達成プロセスとして、何セッション数いたのかが不明です。

アドバンスセグメントの管理画面で、テスト機能を使う。

アドバンスセグメントの管理画面は、もちろん、設定をする場所なのでが、セグメントのテストを使うと、おもしろい数値が取れます。

セグメントのテスト1

上と同じ数字です。セッション数9ですね。

それではその中で、ゴールであるprofileまでは、どれだけのセッションが行ったのかというと、上の図に And条件を足して、

セグメントのテスト2

最終的には、セッション数1、、、です。上のセッション数9が、1になりました。最初にアドバンスセグメントで上位のコンテンツを見た時は、”/”が9セッションで、”/profile”が4セッションでしたが、両方を通過(到達)したセッションは、1となったわけです。

疑似的目標到達プロセス

整理しますと、/what_areで、169セッションありました。で、top と profileを同時に見られたセッションは、1セッションだった。

実際のプロセスなどで順番が仮定できる場合は、これでセグメントしたセッションで、離脱(到達)プロセスの数字が出せます。

Topがプロセスで、profileをゴールという順番を仮定すると、169 → 9 → 1となります。9/169=5.2%。最初に85%が離脱して、次に 1/9=11%なので、89%が離脱。

数字も1があったり、信頼性はないですが、フォ-ムなどのプロセスで分析できるデータをお持ちの方は、今回のような形で、セグメントされたセッションに対しての目標到達プロセスで見た離脱数を出せると思います。(プロセスの順番が想定できるものという条件になりますが)

まとめ

  • Google Analyticsで使う事の多い、アドバンスセグメントと目標到達プロセスがどういうものかの説明をしました。
  • その後、この二つは、同時に使う事ができない事を書きました。
  • 代替的手段として、アドバンスセグメントの条件を一つづつ増やす事で、疑似的(順番を仮定)に目標到達プロセス(プロセスでの離脱数)をだしました。
  • 順番さえ想定できれば、絞り込み条件を一つづつ増やす事で、3つ以上のプロセスにも適用が可能です。フォームなどの離脱プロセスを、アドバンスセグメントで見たいと思った場合に有効だと思います。

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