ページ遷移レポートの自動配信を実現する

前回、スクロール計測のレポートを自動配信する話を書いたのですが、今回は、Google Analtyicsのページ遷移データをグラフ化してメール配信する話です。

同じく、google apps script + google chart api でのメールによるレポート配信です。

AuthSubでの作成も作りました。試してみてください。

Google Analyticsにおけるページ遷移のデータ

あるページにおける、遷移上の前後のページは、WEBのレポート画面で見ることができます。ナビゲーションサマリーですね。ナビゲーションサマリーの数字の見方は、以前Wikiの方に書きました。

WEB上のレポート画面では、重複ページの回数を抜いて、パーセンテージにして表示してます。(移動先のデータ(nextPage)のデータがよく分かってないのですが、、)

今回は、Data Export APIでデータを持ってくるので、重複ページを抜かないとと思っていたら、uniquePageviewの数字がそのままの数字なので、端折って、uniquePageviewの数字を使いました。uniquePageviewを使う妥当性について、Forumなどで質問があったみたいですが、数値を見る分には大丈夫そうなので、uniquePageviewを使います。単に重複を抜くためだけですが。(もう少し考えてみた。けっこう注意が必要かも)

とにかく、ディメンジョンに, “priviousPagepath”と”nextPagePath”。指標に uniquePageviewを使います。

Google Chart APIの GraphViz Chart

前回のデータを表示する時に、chart apiの文書を見てたら、おもしろいチャートの種類を見つけました。 Connectivity graphsとかいてあります。日本語だと 連結グラフ?

これも、パラメータを指定するだけで、グラフをimageにして返してくれます。またしても、パラメータの設定が難しかったのですが、PDFの説明書みたいなのを見ながら設定してみました。微妙に chart apiでの記述と、h本家の記述と違う部分もあると思います。subGraphも設定できるみたいで、それでクラスター表示みたいなのをしようと思ったけど、Google Chart Api側で、動くように設定する方法がわかりませんでした。(* google chart apiでの方法を知っていたら教えてください。)

前回も書きましたが、http://code.google.com/apis/chart/docs/chart_playground.htmlでできるチャート図を確認しながら、設定をいじれるので、便利です。

とりあえずの例

それで、実際にこのサイトのデータで生成してみました。メールレポートの場合は、google apps scriptでHTMLメールを使って、scriptの自動実行時間を指定すれば良いです。参考に、ちょっと違うけど、フォーム受付けを自動返信する話です。今回は、これを時間指定にするだけです。

できたimage画像です。 (画像クリックでできたURLそのものに遷移します)

閲覧開始数のベスト8ページのデータと、ページ遷移の組み合わせで数が多かったベスト10のデータを抜き出してます。頭に数字があるのは、そのページの期間内の閲覧開始数です。矢印線上にある数字がページ遷移の数です。 数字だけの奴(_108_)は、indexページです。閲覧開始数が108でした。

(自分自身に返ってる奴は、データの初期段階でパラメータが違うものをカットしたせいです。処理が粗いです。説明もゴニョゴニョですが、、)

サイトオーバーレイもいいですが、サイト全体のユーザーの動きはコチラのほうがイメージし易いと思います。

気を付ける点としては、上のリンク先の記事でも説明してるのですが、セッションベースのデータでないので、遷移の数は、ランディングからすぐに遷移した数ではないです。 secondPagePathもデータとしてはあるので、そちらでもグラフはかけそうではあるのですが、、、

あと、chart apiで生成できるピクセル数の大きさは、縦×横で、300000pxまでなのですが、このgraphVizでできるデータはそれを超えてます、、、、また、これはexperimentのマークがついてるので、仕様変更の可能性もありそうではあります。

それでも、自動化できたので、データを見せていただける方には、メールで日次配信します(コメントで遷移図希望と書いて下さい)。今回のは、Google Analtyisの初期設定で取れるデータなので、閲覧権限をもらえれば、それでOKです。 Auth認証でのデータ表示に対応するのは、詳しい人なら簡単にできそうなので、そういう人に任せます。

ユニークユーザ数の話

Google Analyticsで、何人の人がサイトに来たかを知ろうと思うと、ユーザー > 概要のところで、ユニークユーザーの数字を見ます。指定した期間内での、ユーザー数が見られます。同じ人はダブルカウントしないという意味で、ユニークを使ってるんだと思います。

また、ユーザ > ユーザーの傾向 > ユニークユーザ数 でそのものの数字も見られます(ただし、アドバンスセグメントは無効)

absolute_unique_visitors_in_google_analyticsunique_visitors

2162人のユニークユーザ数。期間は、2009年9月から2010年2月13日ですね。

これで、ユニークユーザ数の話は終わりかもしれないですが、今回は新規ユーザとリピータの違いを見たり、セッション分析とユーザー分析の違いを意識しながら、具体的なサイトのユニークユーザ数をブレイクダウンする方法を解説したいと思います。

まずは、新規ユーザー数の話

新規ユーザーとリピーターという項目では、新規ユーザ(初めてcookieが付与された)として閲覧されたセッション数と、リピーターとして閲覧されたセッション数がでます。どんなユーザーでも、最初に新規ユーザとしてのセッションを一回のみ経験するので、新規ユーザーのセッション数を積み上げると、サイトのユーザ数になります。期間を全期間にして、確認しましょう。

new_visitors_visits_in_google_analytics

新規ユーザでのセッション数。全期間なので、冒頭の図のユニークユーザ数と一致するはず。

2162、2156と少し違いますけど、全期間では、新規ユーザのセッション数 = ユニークユーザ数 です。そうしましょう。

期間別にみたい場合は?

期間を区切って新規ユーザセッション数を見ることは、ユニークユーザ数(全期間でみた)の増加分を見る事になります。

ここでは、区切るというか、時系列でみてみましょう。アドバンスセグメントで、新規セッション数と全体を同時に見ます。見易いように週単位にします。(ユニークユーザ数の事は忘れてください、新規ユーザセッション数です)

advanced_segment_new_visits_in_google_analytics

黄色の部分の折れ線グラフ(新規ユーザとしてのセッション数)が、新規閲覧者獲得状況を示す事になります。

新規ユーザとリピーターの比率などの生かし方は、できる100ワザGoogle Analyticsなどに、目安の比率などがあります。

流入別に見たい場合は?

トラフィックの項目で獲得状況を見て、広告やSEO担当の人と、コンテンツ担当の人とで議論すれば、KPIの策定につながるかもしれません。

WS000007 WS000008

検索エンジンや、キャンペーンでの、新規ユーザ獲得数の状況。

ページ別に見る場合は?

ページ別での新規ユーザ獲得状況は、閲覧開始ページにいって、ユーザの種類をセカンダリーディメンジョンにして、アドバンスフィルターで、新規ユーザに絞ります。(上と同じようにアドバンスセグメントでもOKですが、趣向を変えました)

how_many_you_acquire_new_visitors

これで、ページ別の新規ユーザ獲得数が出ます。個別ページに絞っての時系列表示は、カスタムレポートまでやれば、いけますが、ここでは省略します。

グラフでなく、数字が欲しい場合は、ユーザー > ユーザーの傾向 > セッション数で、アドバンスセグメントで、新規ユーザにして、データをDownLoadしましょう。(日単位、週単位、月単位で出来ます)。冒頭で見たように、ユニークユーザー数はアドバンスセグメントで切る事ができません。

WS000006

一方、リピートユーザのセッション数は、そのままではリピートユーザ数にはなりませんね。

どうしましょうか? 実は、カスタムレポートに行くと、ユーザ数とユニークユーザ数という指標が用意されてます。

2009年の10月に導入されたもので、いままでセグメントした場合には見られなかった指標です。

http://www.marketmotive.com/training/tutorials/web-analytics/google-analytics-tracking-unique-visitors.html

(ここで、Avinashの簡単なuniqueVisitorsの紹介があるけど、本編は有料なので、見てません)

ユーザ数? ユニークユーザ数?

カスタムレポートの二つのユーザ指標のうち、ユーザ数は意味不明です。

strange_number_in_visitors_in_google_analytics

上図のように、ユーザ数は期間以外のディメンジョンに対応しない(リピートセッションだとゼロになってしまう)。かといって、期間での集計数字でユニークユーザ数との違いがわかりません。期間別のユーザ数?のみが出せるもの? 何か知っている方がいたら、教えて下さい。

一方、ユニークユーザ数は、上の同じ公式blogのコメントの中で、

Unique Visitor Metric: Now when you create a Custom Report, you can select Unique Visitors as a metric against any dimensions in Google Analytics. This allows marketers to see how many actual visitors (unique cookies) make up any user-defined segment.(どのディメンジョンでも、ユニークユーザ数が出せる)

と言ってます。

やっていきましょう。以後、ユニークユーザ数は、指定した期間での、指定したディメンジョンで集計したユーザ数という事で話しを進めます。

ページ別に見たユニークユーザ数

unique_visitors_in_custom_reporting

直近一ヶ月を期間にして、ページ別に見たユニークユーザ数、及びその他の指標です。ページの詳細にいきましょう。

WS000014

個別のページをクリックして、その後で、新規ユーザセッションと、リピータのセッションにわけましょう。

unique_visitors_with_custom_reporting

(二つの折れ線グラフにしたんですが、二つの線のスケール(両側の赤枠)が違うので、あまり意味ないですね、、、)

ここで気を付けたいのは、ユニークユーザ数は、新規セッションとリピータセッションでは、そのまま分かれないという事です。新規ユーザセッションを経験して、この集計期間内に再度訪問する場合は、リピータセッションになりますので、一人の人が新規セッションでのユニークユーザと、レピータセッションでのユニークユーザにカウントされます。

全体では36人、新規ユーザセッションでは31人、リピータセッションでは9人(図の赤枠)を、違う形の3つのグループに括り直します

  1. 27人が、新規ユーザで来て、二回目は無かった       (31) – ((31+9) – (36))
  2. 4人が、  新規ユーザで来て、二回目以上があった    ((31+9) – (36))
  3. 5人が、  以前に来てて(このページ以外でも)、今回、一回は来た人  (9) – ((36+9) – (36))

という分類にします。

こうすると、2の4人が、新規獲得読者(他のページでの新規かも知れない)で、短い間隔でもう一度来た人だとわかります。

閲覧開始ページをディメンジョンにした方が、ページを軸にした分析に向いてるかもしれないですね。そっちも見てみます。

WS000021

全体32人、新規27人、リピータセッション7人ですね、同じように違う形の3グループで括り直すと

  1. 25人が、新規ユーザで来て、二回目は無かった。(27) – ((27+7) – 32))
  2. 2人が、  新規ユーザで来て、二回目以上があった。 ((27+7) – 32))
  3. 5人が、以前に来てて(このページ以外でも)、今回一回以上はあった。(7) – ((27+7) – 32)

ページと閲覧開始を比べると、4人(1:(27-25),2:(4-2))の新規ユーザは違うページからこのページに来て、二人(4-2)は再来訪者になったことがわかります

ページ(ランディングか、通しのページかの両方)で集計した、新規ユーザ(期間内再来訪なし、あり)、前の期間から再来訪者で分けて、ユーザ像をイメージしました。

トラフィック別に見たユニークユーザ数

WS000022

同じ指標で、ディメンジョンを参照元に代えました。

キーワードにドリルダウンしていって、setcustomvarを選びました。

unique_visitors_with_a_keyword

今度は、全体のユニークユーザ数 = 新規ユーザセッションでのユーザ数 + レピータセッションでのユーザ数です。

“setcustomVar”で獲得した新規ユーザは、だれもリピータに転換していないという事ですね。書いた記事の内容が悪そうです。犯人を追及するために、セカンダリーディメンジョンで閲覧開始ページをみます。

WS000024

ずいぶん、昔に書いた奴です。最近書いたsetCustomVarの記事じゃないです。SEOに問題がありそうです。昔書いた奴でなく、最近の書いたsetCustomVarに関する記事なら、、、と思うのですが、、検索流入数も下がってます。リピータの獲得にも失敗し、最近の記事も上位表示されてないという事かもしれないです。検索ボリュームは、下がってないと考えます。SEO対策の記事は書けないので、これで閉めます。

まとめ

  1. ユニークユーザという期間で見たユーザ数の指標が有ることを確認しました。
  2. 新規ユーザセッションの数字は、ある期間での新規ユーザ獲得数になる事を見ました。また、全期間だと新規ユーザセッション数=(アブソルート)ユニークユーザ数(absolute unique visitors)という事も確認しました。
  3. ページ別、閲覧開始ページ別で、新規ユーザからのリピータ転換ユニークユーザ数をみました。
  4. また、キーワード別でも同様の転換ユーザ数をみました。

オマケ

  1. 新規ユーザのリピータ転換は、アドバンスセグメントで、recencyとセッション数を元にセグメントすれば、似たような数字がでると思います。ただ、ユニークユーザ数の全体の数字から、新規セッション、リピータセッションにセグメントして、ユニークユーザ数を出すと、全体的なイメージがつかみ易いと思います。

ページ別セッション、セッション、閲覧開始数

2010/03/04 閲覧開始のないセッションは、セッション中での新規の外部サイトの流入と、中で書いているけど、間違いな気がしてきました。イベントをむやみに発行させたせいかも、、、気を付けて下さい。

2010/02/24) ページ別セッション数は、ユーザ数という記述もありますが、ページ別にみた場合のセッション数です。全体やグループでのページ別セッション数は、個別ページでのページ別セッション数の単なる累計です。 下のエントリは、そのことを長々と説明したものです。それでも、Google Analyticsの数字が読めるようになるかどうかの分水嶺でもありますので、何のこと?という人はじっくりお読み下さい。

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アクセス解析(Google Analytics)を始めた時に、最初に戸惑ったのは似たような用語の違いが分からなかった事でした。ページ別セッション? ページビュー? この数字どうやって出してるの?と思って、思考が止まってました。最近、やっと分かったので、それが伝われば良いです。まずは、

それぞれの単語の大まかな意味

  • セッションは、ユーザのサイト内行動の一回分のひとまとまり。セッションは数えた数ですね。
  • ページビュー()は、下図でいくと箱の数。サイト解析の立場から見れば、見られたページの総数。
  • ページ別セッション数は、丸で囲んだ数。同一セッション内での、同じページの閲覧を無視してるだけです。丸を数えてるだけです。結果、一つ一つのページで見たセッション数を累計した数字になります。

簡単ですね。でも、出てくる数字の分類(集め方)が違うと混乱するようになります。

  • 最初に、見てるデータの範囲が、サイト全体なのか? 個々のページなのか? と範囲の問題と
  • 個々のページに注目するときに、ディメンジョンの違いで区別する問題があります。
    • 閲覧開始ページなのか? 単なるページなのか? です。

ディメンジョンという言葉が頭になじまない人も多いと思いますが、我慢して下さい。ディメンジョンの説明がこの記事のテーマでもあります。理解できると、あたまの中で分類表ができます。

絵を使って具体的に数字をカウントしてみましょう。

2010年01月09日21時37分02秒0001

全体(セッション1ー5)の数字を見ます。

  • セッション1ーセッション5までなので、そのままで、セッション数(Visits)は 、5
  • ページ別セッション(Unique Views)は、10。全ての丸の数です。
  • ページビュー(Page Views)は、14。全ての箱の数です。
  • 閲覧開始数(Entrances)は、5(セッション数と同じ、ここでは意味はないけど、予告的に載せます)

個別のページについては、二つの切り口(ディメンジョン)があるのでしたね。単なるページと、開始ページです。ディメンジョンが違えば、指標は、違う数字になりますよね。

それで、ページがAというディメンジョンだと、全てのセッションの中から、

  • セッション数(Visits)は、4
  • ページ別セッション(Unique Views)は、丸で囲ったAの数。4
  • ページビュー(Page Views)は、箱がAの数。6
  • 閲覧開始数は(Enrances)、3

閲覧開始ページがAというディメンジョンでいくと、Aで始まるのはセッション1,3,5で、そのセッションのすべての箱を見るので、

  • セッション数(Visits)は、3
  • ページ別セッション(Unique Views)は、全て(セッション1,3,5)の丸の数。6(A:3 + B:1 + C:2)
  • ページビュー(Page Views)は、全て(セッション1,3,5)の箱の数。8 (A:5 + B:0 + C:3)
  • 閲覧開始数は(Enrances)は、(Aで始まった)全てのセッション数。3

セッション数が打ち消し線なのは、ページ別セッションに概念的に乗っ取られたからです。ページがAというディメンジョンなので、ページ別でカウントするセッションが適当です。閲覧開始ページがAというディメンジョンでは、セッションという概念は成立するのですが、閲覧開始数の方が適当です。(少し、言葉が弱いのは、理解があいまいなせいです)

もう一度、絵を貼り付けます。数をカウントして下さい。(中の言葉の、離脱・直帰はおまけです。話には関係ないです)

2010年01月09日21時37分02秒0001

B,Cも同じですが、書いて起きます。

Bの場合は、

ページでいくと、

全体の中で、Bを数える

  • セッション数(Visits)は、3
  • ページ別セッションは、3(Bの丸の数)
  • ページビューは、3 (Bの箱の数)
  • 閲覧開始数は、3
閲覧開始ページでいくと、

Bがスタート(ランディング)なのは、2、4

  • セッション数(Visits)は、3
  • ページ別セッションは、4(A:1 + B:2 + C:1)
  • ページビューは、5(A:1 + B:2 + C:2)
  • 閲覧開始数は、2

Cの場合は、同じように、

ページでいくと、

全体の中でCを数える

  • セッション数(Visits)は、3
  • ページ別セッションは、3 (Cの丸の数)
  • ページビューは、5(Cの箱の数)
  • 閲覧開始数は、3
閲覧開始ページでいくと、

Cがスタート(ランディング)なのは、ない。

  • セッション数(Visits)は、0
  • ページ別セッションは、0
  • ページビューは、0
  • 閲覧開始数は、0

現実には、Google Analyticsでは、イベント単体(trackPageviewなし)をページビューやセッションにカウントしてしまったり、セッション中の検索エンジン流入をページビューゼロのセッションとして組み入れるので、数字は、多少ずれます。

でも、数字がずれようがずれまいが、基本は上で説明した方法です。これが分かるとデータを見る時の景色が違ってきます。

実際の値を見る。

サイト全体での値

WS000019

ページ別セッションが787で、ページビュー数が1019。閲覧開始数は588(図にはないですが)です。セッションは無いですね、、、ユーザサマリーまで戻って、数字の載せておきます。セッションは611です。

WS000020

冒頭の赤い図で考えると、session1 – session611まで並ぶ感じですね。(ほとんど1個か二個しかないつながりですが、、)そのなかで、箱が1019個あって、丸で囲めるのが787個です。(閲覧開始数が少ないのは後で)

とりあえず、サイト全体の値をつかんだので、個別のページでの数字に移ります。二つの方法を説明しました。とにかく目的とするページの箱と丸を全体のセッション中で集めるタイプである、ページでのディメンジョン。目的のページが閲覧開始ページのものに絞り、そのセッション内のすべての種類のページの箱と丸を集めるタイプである閲覧開始ページでのディメンジョン。

ディメンジョンがページの場合

まずは上から順に、上位のコンテンツをクリックして、

WS000022

ページのURLが出てるが緑の枠で出てますね。箱(ページビュー)と丸(ページ別セッション数)を数え上げて、ページの名前で分類した数字です。attend_seminar_about_analytics_toolsというページで、データを見ると、ページ別セッションが64(丸の数)で、ページビューが74(箱の数)ですね。とにかく、attend_seminar_about_analytics_toolsというページが見られたのが64ページ別セッション(ページ別なので、ページ毎のセッション累計とも言える)あり、重複して見られたのが(74-64)の10ページ分です。下の図は、そのページをクリックして詳細を出した所。

WS000024

それじゃ、このページを目的に見に来た数(閲覧開始数)はというと、

ディメンジョンを閲覧開始ページに、、、

WS000027

*問題があるのですが、次の”個々のページに視点を移すと”まで持ち越します。

今度は全体のセッション数が出て588です。前に触れたように、最初に見た全体でのセッションの数字611と違いますね。閲覧開始のないセッションが23有る事になります。セッション中の外部リンク、検索エンジンからの流入です。(アドバンスセグメントで、閲覧開始数=0で絞って下さい。ページビュー=0でもいいです。今回示した差が出ると思います、その内訳はトラフィックを見ます)それ以外が原因かもしれないですうが、分かりません(2010/03/04 eventのせいのような気がしてきました。)

個々のページに視点を移すと

attend_seminar_about_analytics_toolsのページの閲覧開始数は、56です。先ほどの上位のコンテンツのデータと併せて、

  • 閲覧開始数は56,ページ別セッションは64、ページビューは74になります。

じつは、これには問題があって、両方とも、ディメンジョンがページなんです。閲覧開始数は閲覧開始ページでのディメンジョンじゃないです。ただ、閲覧開始ディメンジョンでも、閲覧開始数は同じになります。今回の56は、面倒な書き方だと、ページディメンジョンでattend_seminar_about_analytics_toolsのページ別セッションが64あって、そのうちの56が閲覧開始ページになったという順序になります。他の数字は変わってきます(それが、この記事の主題です)

下図は、セカンドディメンジョンで閲覧開始ページをだしたものです。セカンドではなく、メインのディメンジョンにすればいいのにと思いますが、設計側の人は、コンテントでのディメンジョンをページで統一したいのでしょう。僕には、そのおいしさは分かりません。

WS000028

閲覧開始ページの機能は、腐っている(機能不全)という事です。(僕は勘違してるのかなあ?)

では、閲覧開始ページを基点にする分析は、アドバンスセグメントで、個別の閲覧開始ページをセグメントするしかないのでしょうか?

(注意: 2010/03/01) 個別ページの詳細(コンテンツの詳細)の閲覧開始ページの最適化の参照元とキーワード、ナビゲーションの分析のページ遷移は、個別の閲覧開始ページをディメンジョンにしたレポートです。これを書いた時には、気づいてませんでした。流入元の分析はこれで十分ですね。

カスタムレポートで、データの組み立てを変える。

WS000029 WS000033

*カスタムレポートでの指標。全体を見る時は、ディメンジョンが、ページでも、閲覧開始ページでも、指標は同じになる。

*Google Analyticsには3つのデータ組成方法が用意されてます。レポート画面、カスタムレポート、Data Export APIです。レポート画面は、データの組み立て方(ディメンジョンと指標)が固定です。カスタムレポートはこの制限が外れます。組み立てが自由になります(データの整合が付く範囲で)。Export APIだと、もう少しだけデータ表示の粒度が小さくなります(SecondPagePathとか)。

カスタムレポートで、データの組み方を変え、データ集約し、イメージをつかみます。数字の確認をします。

1.全体の数字。

  • 前の通常のレポートでは、閲覧開始数588, ページ別セッション787,ページビュー1019でした。(セッション数は611)
  • このカスタムレポート(どちらでも)では、590, 789, 1021と2増加していますが、理由はわからないので無視します。いずれにせよ、データを集約したおかげで数字は一覧できてます。

2.ページで見る(attend_seminar_about_analytics_tools)。(attendとかaboutとか、英語が変かも、、)

今度は、ディメンジョンで、データが分かれてきます。

  • ページがディメンジョンの場合、
    • 通常レポートのページでこれは出せた数字でした。 ページ別セッション64,ページビュー74,閲覧開始数54
    • 今回のカスタムレポートでの数字は、ページ別セッション64,ページビュー76、閲覧開始数56。+2の問題が続いてますが無視。
  • 閲覧開始ページがディメンジョンの場合、
    • 通常レポートのページでは、出せない数字でした。
    • 今回のカスタムレポートでの数字は、ページ別セッション83,ページビュー95、閲覧開始数56。
    • この違いは、冒頭の赤字の絵のところでやりました。閲覧開始ページがディメンジョンの場合は、他のページのページ(箱や丸)もカウントするんでした。内訳を下でみます。

閲覧開始ページを基点に分析する。

WS000030

カスタムレポートは、サブディメンジョンを設定して、データをドリルダウンできます。

個別に見るために、前の図の青い線の所のリンクをクリックして、attend_seminar_about_analytics_toolsが閲覧開始ページとなったセッションに絞って、全てのページを対象にしたディメンジョンにしたのが上図です。

緑の部分を見ると、attend_seminar_about_analytics_toolsというページがランディングと成ったときに、他のページがどれだけ見られたかがわかります。先ほど、全ての箱と丸をカウントした数字が、83と95と言いましたが、内訳がここに出ました。他にも離脱数や、コンバージョン数の内訳もわかります。

これで、特定の閲覧開始ページ(ランディングページ)でのユーザの行動が大づかみにイメージできると思います。どれだけ来て、どのページで離脱して、コンバージョンはどれだけで、他に見たページはこれと、、

セカンドディメンジョン、ピボット、モーションチャートも使えて、参照元をクロスもできますし、カスタムレポートはタブも追加できます。付け足せる指標は、整理した上で、どんどん追加すればいいと思います。僕のは、ゴールとサイト内検索を二番目のタブで表示するようにしています。

下図は、ピボットでのメディアとのクロス表示、GORL+検索タブのテーブル表示の例

WS000031 image

最後に、このカスタムレポートのリンクです。閲覧開始ページ(ディメンジョン)ーページ(サブディメンジョン) http://www.google.com/analytics/reporting/edit_custom_report?share=D6gTFyYBAAA.5cmZVfTgv7FSDQaf3SApcFxLgrWtp6XX2b1j9gb1nX3izAa1wpJK_RQo77SGC-u9A-hXJr7Lb1iTimZhel0XfQ.mH8vnMlCM_O-0VGBJOIpcA

まとめ

  1. 言葉の意味を整理しました(定義や仕様は分からないので、僕自身で整理しました)
  2. まずは、セッションという概念をだしました。
  3. その次に、ページ別セッション、ページビューの数え方を書きました。
  4. その次に、ディメンジョンという概念で、データの数え方が違って来ることを書きました。
  5. 実際に、カスタムレポートを使って、数字を追う事で、ディメンジョンの概念が頭に浸透するようにしました。
  6. 結果、閲覧開始ページを基点にしたページ分析ができました。

感想をもらえると嬉しいです。

サイト(abc-analytics.com)のアクセス分析

前の記事(サイト(wiki.slash-readre.com)へのアクセス分析)に続き、このサイトの今年のアクセス分析。

ソシアルメディア計測

右の図は、ページと流入メディアで、セッション数と滞在時間をクロスしたもの。ソシアルメディアはtwitter。計測方法は、GAに対応したblog投稿通知(bitlyでtwitterに流す)の記事で書いた方法。

権威のある人から言及されるとアクセスがある。

bitly info google analytics cross section page-traffic

上の左図は、bit.lyでの数字。これが、そのままGoogle Analytics側では、右図のように、social mediaとして計測されている。

下の図は、閲覧開始ページでフィルタリングしたもの(アドバンスフィルタを使ってセカンドディメンジョンでのフィルタリング。アドバンスフィルタについては、アドバンスフィルター機能が追加 | Google Analytics, アクセス解析

social media tracking google analytics

12月11日以降のクリックが31で、上のbitlyを見ると、それ以降のアクセスがないので、残りの14は、directの形で戻ってきてくれたvisitということになる。

これは、ピボットにして、Returing Visitorを出せば、確認できる。

pivot google analytics new-returning users

本当は、ユーザ属性をカスタム変数に振る方がいいのかもしれないけど、やらなくても、あるキャンペーンのその後を追う形にはなる。工数がかかるけど。

サイト内検索

google analytics site search google analytics site search with me

上の左図は、今年のサイト検索のデータ。サブディメンジョンで、流入キーワードを出して、その後にサイト内検索をした時のキーワードを表示。さずがに、二単語での検索はないよう。僕は、記事を書く時に、この検索機能をよく使うので便利だと思うけど、外部の人にはありがたみが少ないのかもしれない。チームでコンテンツなどを書いていったり、個人でも記事が溜まってきたりすると利便性が上がりそう。右図は、僕のサイト内検索。サイト内検索時には、ユーザ属性を振っておくべきかもしれない。

サイト内検索もいろいろ記事を書いた。いろいろ間違いはある記事なんだけど、まあ、計測自体はできていると言うことで、、

Googleカスタム検索(Web Element)でGAを使う(設定編)

Googleカスタム検索(Web Element)でGAを使う(運用・改善編)

wordpressにCSE。iframe編

Under Creative Commons License: Attribution

三番目のリンクは、tyntを使った場合のリンクになる。tyntの使い方: Tyntを導入した

上手くいかなかった計測

Google Analyticsでは、CustomVariableの導入で、計測の幅が広がったので、いろいろとデータを取ってみたりした。ページレベルのスコープで、マウスの位置の時間変化を残したりしたけど、あまり上手い数値はとれなかった。あとはユーザスコープで、ブラウザのサイズをとってみたけど、クロスブラウザ対策を怠って良いデータが取れなかった。

最後におおまかな今年のデータ。データに出すと、firefoxでurlをデコードしてたのが無くなるのが痛い(デコードの仕方: GA reportのURI表示の文字化けを直す)

http://docs.google.com/fileview?id=0B6kZxQAjlXMGYmMzMDEzZjUtYTI0My00M2EwLWI2NmMtZTEzYzA2NzIxYmNl&hl=en

image

サイト(wiki.slash-readre.com)へのアクセス分析

Google Analtyics Motion Chart Keywords-coversion

上図は、12月のキーワード別のモーションチャート。詳細は下の方。

アクセス解析のblogを書いてきたんだけど、ツールの使い方や技術的な説明に留まって、実際の解析はほとんど出来なかった。年末なので、アクセス状況を見ていこうと思う。データは、今年8月から始めた wiki.slash-reader.com(Google sitesを使ったもの)。

wiki.slash-reader.com

wiki.slash-reader.comのアクセス数値

http://wiki.slash-reader.com のアクセス数値。Google SitesでのGoogle AnaltyicsではAPIが使えないので、crudeな数字。僕のセッションはfilter-outしてある。グラフはセッション数と滞在時間。

ピークでも一日34sessions,14分の滞在時間(直帰を除くと30分くらい)。その場合には、20前後のページビューになっていた。

サイトでは、最初はコンテンツをページ毎に作っていたが、途中でblog形式でRSSで出力できる機能がついたので、そちらに書くようになった。たぶん、クリックさせやすい構造になったのかもしれない。と思ってグラフを見たけど違った。関係なさそう。

次に外部からどう見えてるかを示すトラフィック分析

google analyticsでは、参照元の表示が特殊な事に注意する。

Google Analtyics Traffic Source

ここで、セッション数は、このキーワードで来た回数ではない。

誤解を生む説明だけど、

大まかには、このキーワードで来た人が行ったセッション数である。ただし、違うキーワードや外部リンクを経由するとその人は入れ替わる。また、セッション中に検索サイトなどから来た場合はキーワードには追加されるけど、セッションはインクリメントされない。

参考リンク:アクセス解析ツールのいけてない集計仕様ベスト3、第1位,

Google Analyticsでセッション数「0」のキーワードの意味は?

じゃあ、実際の検索による流入ボリュームは?という話だけど、上手く出す方法が見あたらない。

下図のように、新規と既存のユーザをわけておくとと、ある程度の傾向は出る。既存との差分は、検索ではなく、bookmarkなど経由と考える。もちろん、既存でのキーワードの入れ替わりはある。(*) cookie内のutmzでは、新規キャンペーンの数値を測っているし、Ecommerseではキャンペーン開始からの日数を出しているので、レポート側の処理の問題なんだけど、、

image

customVarなどで、キャンペーン(utmz)の入れ替わりを計測しておけば、もっとしっかりした数字はだせそうだ。

キーワード別のサイト内行動パフォーマンスのSWOT分析

SWを滞在時間、OTをセッション数でみていく。データが少ないのが難点。

Google Analyitcs Motion Chart keyword SWOT

12月のキーワード分析。アンサー度として滞在時間をX軸。機会の多さとしてvisit数をY軸。Motinチャートは英語設定にしないと出ない。また、時間経過を入れないといけないので、時間単位を月別にしてる。また、円の大きさはvisitにしたので、Y軸と同じものを見せている。

アクションとしては、右下は広告などを考える。左上は、コンテンツ充実を図るとなる。やらないけど、、、

Google Sitesは、簡単にサイトが作れて、検索エンジンへのindexの登録、analyticsの導入、adsenseの導入、内部検索の導入、paypalのボタン貼り付け、などが簡単にできる。実に恐ろしいサービス。ただ、adwordsのコンバージョントラッキングは、gadgetを作る必要があるかもしれない。

次は、このサイトのアクセス解析。

profileの追加時の行う作業

Google Analyticsで、他の人とデータを共有しながら、それでも自分で作業をする場合の設定をしてみたので、記録。

Googleのアカウントを持つメールアドレスを招待してもらう。

  1. loginして、自分専用のprofileを作る(できれば、複数)
  2. filterとgoalのcopy

の3点が必要なプロセス。

1. 自分が持つGoogleアカウントに招待をもらう。

Google Analyticsを使うためには、Googleのアカウントもしくは、Google Apps(premier, education)のアカウントが必要。Appsの方は、試した事がない。(僕の持つstarndard editionではGoogle Analyticsは使えない)

2. 自分専用のprofileを作る

管理者用の権限で招待してもらう。そして、既存の自分用のprofileを作る。

profileを作り方には、二種類ある。A)新しいドメインへのもの、B)既存のドメインのもの。

A)新規のドメインへのprofileの場合、ウェブプロパティIDが新設される(UA-XXXXX-N)とNが数字が付与されたものとなる。

B)既存のドメインへのprofileは、既存のウェブプロパティIDを使う。

今回は、他の人とのデータの共有なので、既存のドメインの上にprofileを新設する。

下図は、上の赤丸が新規ドメインへの追加、下の赤丸が既存ドメインへの追加

Google Analytics プロファイルの追加

profileは、過去のデータを持ってこれるわけでなく、設定した時点からのデータになるので、今後のテスト的な使用も考えて、複数作っておいてデータを貯めて置くのが、いいと思ってる。(*そう思ってるだけなんだけど、どうなんだろう?)

3. フィルター、ゴール、アドバンスセグメント、カスタムレポートのコピー

  • フィルター。 とりあえず、既存のipアドレス除外filterなどを適用する。これは、機能として提供されてので、問題なし。
    image
  • ゴール。 機能としてはないので、手作業になる。これを軽減するためのものとして、Firefoxの拡張機能があるので、それを使う。
    http://www.lunametrics.com/blog/2008/01/21/copying-goals-in-google-analytics-a-firefox-extension/
    Google Analytics ゴールの共有
  • アドバンスセグメント、カスタムレポートに関しても、最近profile間のコピーが可能になったので、それを使う。
    アドバンスセグメントの共有方法

これで、profileのコピーができたので、それを元に自分のアイデアに基づいて、マイレポート(レポートの最初の画面)を変えたり、ゴールを独自に設定してみたり、アドバンスセグメントなどを追加していけば、いいと思う。

そしてアカウントを招待してもらった人と、こういう風にしてみたけど、どうかとアイデアを交換する。

というか、そういう設定を今日したので、その記録でした。

他の方で、こういう感じで運用していますという話があったら、教えてもらえると嬉しいです。

目標は、会話のあるアクセス解析。 その為の第一歩。